なぜ上がった?常識外れの爆騰銘柄4選とその裏側

常識外れの急騰を遂げた4つの資産:GME株、ビットコイン、AMC株、イーサリアム

序章: 通常、株式や資産の価格は企業業績の向上や経済成長といった「妥当な理由」によって上昇します。しかし市場の歴史を振り返ると、これらとは異なる特殊要因によって価格が爆発的に急騰した例が存在します。本記事では、代表的な4つのケースとして ゲームストップ株(GME)ビットコイン(BTC)AMCエンターテインメント株(他のミーム株の例として)、イーサリアム(ETH) を取り上げます。それぞれについて、いつ・どれほど急騰したのか本来なぜ上がりにくい資産だったのかそれでも急騰した背景、そして投資家への教訓を分かりやすく解説します。群衆心理やテクノロジーへの期待、そして人々の「共通幻想」がいかに市場を動かすのか、一緒に見ていきましょう。

目次

ゲームストップ(GME)株 – ミーム株現象が生んだ瞬間的な超高騰

急騰の規模(いつ・どこからどこまで): アメリカのゲーム小売店チェーン「ゲームストップ」の株価は、2021年1月下旬に数日で約20倍に暴騰しました。具体的には、年初に1株17ドル前後だった株価が1月28日には一時450ドルを超え、20倍以上という異常な高値に達したのです。この数日で10倍以上もの上昇は、市場関係者の度肝を抜きました。

本来上がりにくい理由: ゲームストップ社は当時、業績不振に陥っていた伝統的小売企業でした。デジタル販売への移行で苦戦し、ヘッジファンドを中心に「このままでは業績改善は難しい」と見られて大量の空売り(ショート)を仕掛けられていた銘柄です。通常、経営不振で将来性が乏しい企業の株価が大きく上昇することは考えにくく、むしろ下落圧力がかかるのが普通です。実際ゲームストップ株は発行株数を超える空売り残高(空売り比率が異常に高い状態)となっており、専門家から見れば上がりにくいどころか「倒産リスクすら意識されたボロ株」でしたdiamond.jp

それでも上がった要因: それにもかかわらず株価が急騰したのは、インターネット上の個人投資家コミュニティ(SNS・掲示板)による集団行動が引き金でした。この現象は「ミーム株」と呼ばれ、SNS上で話題が拡散した結果生まれた投機ムーブメントです。具体的には、米国の掲示板サイトRedditの「WallStreetBets(ウォールストリートベッツ)」というフォーラムで個人投資家たちが結束し、「ヘッジファンドが空売りしているゲームストップ株を皆で買い上げてやろう」と呼びかけました。その結果、空売り残高の多い銘柄を集中的に買い上げて価格を吊り上げ、株価急騰に耐えられなくなった空売り投資家(ヘッジファンド)が慌てて買い戻す展開を誘発しました。この一連の現象を「ショートスクイーズ(空売りの踏み上げ)」と呼びます。ショートスクイーズが起きると、空売り勢の買い戻し注文が殺到してさらに株価を押し上げるため、まさに雪だるま式に急騰が加速しました。加えて、ロビンフッドなど手数料無料の売買アプリで**ゲーム感覚で投機に熱狂する個人投資家(いわゆる“ロビンフッダー”)**がオプション取引などレバレッジを効かせた手法で参戦したことも、急激な値上がりに拍車をかけました。

投資家への教訓: ゲームストップ騒動は、現代のマーケットにおいて群衆心理とネット情報拡散の威力がどれほど大きいかを示しました。しかし同時に、その熱狂は長く続かない危うさも孕んでいます。実際、暴騰後のゲームストップ株は短期間で乱高下し、急騰前の水準近くまで急落しています。投資家にとっての教訓は、「根拠なき急騰には冷静になること」です。業績や価値に見合わない価格上昇はバブルの兆候であり、皆が熱狂している局面ではむしろ警戒を強めるべきでしょう。また、空売りを行う場合でも群衆心理による踏み上げリスクを十分認識する必要があります。ミーム株の熱狂に安易に飛び乗ると、気づいた時には常軌を逸した高値で掴まされている可能性が高いのです。ゲームストップ事件は、「市場では論理より熱狂が勝る瞬間がある」という教訓と、その熱狂に流されない冷静さの大切さを投資家に突きつけたと言えるでしょう。

ビットコイン(BTC) – 国家や通貨の常識を超えた歴史的急騰

急騰の規模: ビットコインはこの10数年で常識外れの価格上昇を遂げた代表例です。誕生直後の2009年には価値がほとんど付かず1BTCあたり1円未満でしたが、その後年々注目を集め、2017年末には一時1BTC=200万円(約2万ドル)近辺のバブルを記録。そして直近では2024年末に史上最高値となる1BTC=約1,660万5630円(約10万7780ドル)を記録しました。創成期から比較すると1,000万倍以上もの値上がりをした計算になり、人類史上例を見ないスケールの価格急騰と言えます。ビットコイン価格の推移は波乱に満ちており、2013年や2017年、2021年などに大きなバブルと調整を経験しながらも、長期で見れば桁違いの上昇トレンドを描いてきました。

本来上がりにくい理由: ビットコインは国家や企業が価値の裏付けをしているものではなく、法定通貨のような強制力や企業株式のような配当原資がありません。いわば「それ自体には利子も配当も生まないデジタルデータ」にすぎず、理屈の上では価値を生む構造が乏しい資産です。ゆえに誕生当初は「ビットコインの価値は単なる幻想ではないか?」とも言われました。しかし興味深いのは、その**「幻想」が共有されることで現実の価値を帯びてきた点です。ビットコインの価値はまさに「みんなが価値があると信じているから価値がある」という共同幻想**によって支えられていると指摘されています。これは法定通貨にも通じる概念ですが、ビットコインの場合はそれを保証する政府も中央銀行も存在しません。したがって、当初はごく少数の愛好家以外には信用されにくく、大衆的な支持を得て価格が上がるのは容易ではありませんでした。また、価格変動が極めて大きく通貨としての安定性に欠けることや、かつてはハッキング事件・規制強化などネガティブな出来事も相次いだため、本来であれば価格が長期的に上昇し続ける環境ではなかったとも言えます。

それでも上がった要因: ビットコインが急騰した背景には、心理的要因構造的要因の双方があります。まず構造的には、ビットコインは発行上限約2100万BTCと厳格な供給制限があり、約4年ごとに訪れる「半減期」によってマイニング報酬(新規発行量)が半分になる仕組みです。この希少性のルールが価格上昇の原動力になりました。実際、過去の半減期の前後には決まって強気相場が訪れる傾向があり、半減期を目前に控えた期待感が**「将来さらに価値が上がる」という群集効果を生み出してきました。多くの投資家が半減期を意識して買いを入れるため、まさに自己実現的予言**のように価格が上昇する面があります。

次に心理的要因として、ビットコインが**「デジタル黄金」とも呼ばれ、インフレヘッジや有事の避難先として注目されたことが挙げられます。特に各国が金融緩和を進め法定通貨の価値に不安が広がる局面では、法定通貨の枠を超えたビットコインに資金が流入しました。例えばハイパーインフレに苦しんだジンバブエでは、自国通貨よりビットコインを信頼する声もあるほどで、国家を超えた共通の価値ストア(価値保存手段)として支持を集めたのです。また2017年頃にはICOブーム、2020~2021年には上場企業や機関投資家の参入、米国でのビットコイン先物ETF承認など、次々と話題性のあるイベントが続きました。それらがメディア報道を通じて「出遅れたら損だ」というFOMO(取り残される恐怖)心理を煽り、ますます買いを呼び込む好循環(あるいは過熱)に繋がりました。つまり、ビットコイン価格の急騰は希少性という構造と、人々の熱狂という心理**が組み合わさった結果だったのです。

投資家への教訓: ビットコインの歴史的急騰は、新しい技術やコンセプトが生み出すパラダイムシフトの可能性と、それに伴うバブル的過熱の両面を示しています。投資家にとっての教訓は二つあります。一つは「新興の資産クラスを侮らない」ことです。当初は怪しい実験と思われたビットコインも、多くの人々の共通幻想と支持を集めることで巨大な市場を形成しました。その成長を早期に見抜いた投資家は莫大な利益を得ています。しかしもう一つの教訓は「過度の楽観に警戒する」ことです。ビットコインは何度も急落を経験しており、2018年には前年比80%以上下落する“バブル崩壊”も起きました。急騰局面では陶酔せず、ボラティリティ(変動)の激しさや規制リスクを念頭に置いて資金管理することが重要です。まとめると、ビットコインは我々に革新的技術への投資機会投機バブルの怖さという二つの教訓を与えているのです。


ビットコインの長期価格推移(JPY建て)。2009年には価値がつかなかったBTCが、その後10年以上かけて桁違いの上昇を遂げた。特に2017年末と2020-2021年に大きなバブル的上昇が見られる。こうした急騰局面の後には急落も起こり、価格は乱高下しながら長期的成長軌道を描いている。投資家はこのボラティリティに耐えうるか慎重に判断すべきだ。

AMCエンターテインメント株 – 群衆心理と空売り踏み上げが生んだ再度の狂騒

急騰の規模: AMCエンターテインメント(米国の映画館チェーン)の株価も、ゲームストップと同じく2021年に個人投資家の熱狂で異常な急騰を記録しました。特に2021年6月初旬、AMC株はわずか数日で倍増し、6月2日の取引では前日比+95.2%もの上昇で終値62.55ドルの史上最高値を付けました。年初には2ドル台に過ぎなかった株価が、この時点で**年初来+2850%超(約30倍)という驚異的な上昇率に達しています。一時は日中取引で前日比+127%**を記録する場面もあり、時価総額は一瞬で330億ドル(約3兆6千億円)に膨張しました。これは同時期の米メディア大手ViacomCBSや老舗食品メーカーのケロッグすらも上回る規模であり、映画館チェーンとしては明らかに実体とかけ離れた評価額でした。

本来上がりにくい理由: AMCはコロナ禍で劇場の長期閉鎖に直面し、観客動員が激減して経営危機に瀕していた企業でした。2020年には破産寸前とも報じられ、株価も1〜2ドル前後と低迷していたのです。基本的に伝統的な映画館ビジネスは成長産業ではなく、コロナによる打撃で財務も悪化していたため、通常であれば株価が急騰するような好材料は皆無でした。むしろ専門家の間では「オンライン配信の台頭で構造的逆風にあるAMCが、この先生き残るのは厳しい」との見方も多く、株価上昇どころか会社存続自体が懸念される状況でした。当然ながら、多額の空売りポジションが積み上がり、AMC株もゲームストップ同様に**「上がりにくい銘柄」**と見られていたのです。

それでも上がった要因: AMC急騰の背景も、根底にあるのは群衆心理とショートスクイーズでした。ゲームストップで盛り上がったRedditの個人投資家コミュニティは「次はAMCだ」とばかりに結束し、ミーム株第二弾の様相を呈しました。大量の買いが殺到した結果、空売り筋は含み損に耐えられずに買い戻し(踏み上げ)に追い込まれ、それがさらなる株価上昇を招くという連鎖が発生しました。さらにAMCの場合、「ガンマスクイーズ」と呼ばれる現象も指摘されています。これは個人投資家がコールオプション(株式を一定価格で買う権利)を大量に買ったために、オプションを売っていたマーケットメーカーがリスクヘッジのため現物株(AMC株)を買い進めざるを得なくなり、その需給が株価を一段と押し上げるという仕組みです。要するに、オプション取引の加熱が現物株の更なる買い需要を生み出し、異常な上昇に拍車をかけたわけです。面白いことに、AMC経営陣もこの個人投資家ブームに着目し、株主優待として「株を保有するファンには無料でポップコーンを配る」といった施策を発表しました。これは明らかにネット掲示板で盛り上がる個人投資家たちにアピールするもので、企業側まで巻き込んで株価上昇の熱狂を演出する異例の展開となりました。

投資家への教訓: AMC株の乱高騰も、ゲームストップ同様に群集による仕手戦の危うさを物語っています。通常なら上がらないはずの銘柄がここまで急騰した背後には、「皆で買えば怖くない」「空売り勢に一泡吹かせてやれ」という集団心理がありました。しかし、その熱狂は持続性に欠け、実態とかけ離れた相場は結局長続きしません。事実、AMC株もピーク後は急落し、ブームに乗って高値掴みした多くの個人投資家が損失を被ったと伝えられています。投資家への教訓は、「群集に逆らうのは怖いが、群集に追随するのもまた危険だ」ということです。マーケットでは時としてファンダメンタルズ(基礎的条件)を無視した値動きが起こり得ます。その波に乗って短期利益を狙う戦術もありますが、最終的に株価は企業価値に回帰するものです。したがって、明らかにバブル的な様相を呈している時は深追いせず、熱狂から一歩引いて冷静に状況を見ることが肝要です。加えて、今回のようにオプション取引や空売りの損失連鎖が絡む相場ではボラティリティが飛躍的に高まるため、リスク管理ができない場合は手を出さない方が賢明でしょう。「群衆の熱狂は砂上の楼閣」——AMC騒動はそうした教訓を投資家に残したのです。

イーサリアム(ETH) – NFT・DeFiブームが後押ししたインフラ型暗号資産の急騰

急騰の規模: ビットコインに次ぐ時価総額を持つ暗号資産イーサリアム(ETH)も、2020年末から2021年にかけて劇的な価格上昇を経験しました。2020年の年末時点で1ETHあたり数万円(日本円)だったものが、2021年5月には過去最高値となる約47万2000円(約4,300ドル)に達し、さらに同年11月には約54万円(約4,800ドル超)と再度の史上最高値を記録しました。わずか1年足らずで価格が10倍前後に跳ね上がったことになり、暗号資産市場全体の盛り上がりを象徴する出来事でした。イーサリアムは2015年に取引が始まりましたが、2018年初頭の前回バブル時に一度15万円前後まで上昇した後、そのバブル崩壊で長く低迷していました。それを遥かに上回る水準まで2021年に急騰したことで、改めて市場の注目を集めたのです。

本来上がりにくい理由: イーサリアムはスマートコントラクト機能を備えたブロックチェーンプラットフォームの基盤通貨であり、言わばインフラ的な存在です。本来、その価値はプラットフォーム上でどれだけサービス(分散型アプリケーション)が利用されるか、技術が普及するかに左右されます。他の企業株式のように明確な収益モデルや配当があるわけではなく、利用料(ガス代)としての需要が価値を支える仕組みです。したがって、劇的な価格上昇には相当な利用拡大や技術革新が必要であり、通常は短期間で何倍にもなるような性質の資産ではありません。むしろ、イーサリアムにはかねてからスケーラビリティ問題(処理速度や手数料の課題)が指摘されており、利用が増えすぎるとネットワークが混雑して手数料が高騰するというジレンマも抱えていました。このため「今後も安定して成長するには技術的改善が不可欠だ」「手数料の高いイーサリアムから他のブロックチェーンにユーザーが流出するかもしれない」との見方もあり、構造的には価格が急騰しにくい要因を内包していたと言えます。また発行上限がなくインフレ率が高かった点(※2022年以降は手数料の一部焼却で実質発行減少の仕組みが導入)も、当初は価値の上昇を制限する要因でした。

それでも上がった要因: イーサリアム価格の急騰を語る上で欠かせないのが、NFT(非代替性トークン)とDeFi(分散型金融)のブームです。イーサリアム上では様々な分散型アプリ(DApp)が開発されていますが、2020年後半から2021年にかけて特に盛り上がったのがDeFiとNFTの分野でした。DeFiではイールドファーミング(高利回りを狙った資金運用)が流行し、その多くがイーサリアム上で展開されたためETH需要が増加。続いて2021年にはNFTアートやNFTゲームが世界的なブームとなり、デジタルアートが数億円で落札されるなど大きな話題となりました。実はこれらNFTマーケットプレイスの多くもイーサリアムのブロックチェーン上に構築されており、NFTを売買するためにはETHが必要でした。つまり**「DeFiやNFTサービスの普及 ⇒ 基盤であるETHの需要増 ⇒ 価格高騰」という構図が生まれたのです。実際、2021年9月頃にはNFT取引の急拡大に後押しされる形でイーサリアム価格が高値更新をうかがう動きを見せ、10月中旬に米国初のビットコインETF承認で暗号資産市場全体が盛り上がると一気に資金流入が進み、11月の史上最高値達成へ繋がりました。さらに技術面でも、2020年末にイーサリアム2.0(Proof of Stake移行)の運用開始が話題となり、将来のスケーラビリティ改善や供給量抑制(ステーキングによるロックアップや手数料焼却)への期待が高まったことも強気材料となりました。総じて、「新技術への期待」と「その技術が生んだ新市場の熱狂」**が相まってETHの価格を押し上げたと言えるでしょう。

投資家への教訓: イーサリアムの急騰劇から得られる教訓は、ハイテク分野の投資におけるチャンスとリスクです。一方で、このような基盤技術が広く使われると信じて先行投資した人々は大きな利益を得ました(まさに先行者利益)。新たなユースケース(例:NFT)が次々と生まれるインフラ型銘柄には、大化けの可能性があることを示した点はポジティブな教訓でしょう。しかし他方で、テクノロジーブームには過熱と反動がつきものです。NFTにしても2022年以降取引が落ち着き、市場の熱は多少冷めています。投資家はブーム時に浮かれて飛び乗るのではなく、その技術やサービスが本当に持続的価値を生むのかを見極める目を持たねばなりません。加えて、暗号資産分野では規制の整備も遅れており、後から当局の規制強化によって需要が一気に萎むリスクも常に存在します。イーサリアムの場合も競合となる「イーサリアムキラー」ブロックチェーンが台頭する可能性が常に指摘されており、将来も安泰とは限りません。総じて、革新的テーマに支えられた資産は爆発力がある反面、不確実性も高いことを肝に銘じる必要があります。投資家はその両面を理解し、ブームに踊らされず冷静に戦略を立てることが重要です。

まとめ:熱狂相場とどう向き合うか

今回取り上げた4つのケースに共通するのは、通常では考えにくい材料で価格が急騰した点です。そこから得られる投資家への示唆を、最後に整理しましょう。

  • 群衆心理の威力と危うさ: ネット時代には個人投資家同士が瞬時に結託し、大きな資金の流れを生むことが可能になりました。「みんなが買うから自分も買う」心理が極限まで高まると、ファンダメンタルズを無視した急騰が起こりえます。しかしその熱狂は理性に基づいたものではないため、崩れ出すと早いのも特徴です。群衆心理に呑まれない冷静さが重要になります。
  • ショートスクイーズやデリバティブの連鎖: 空売りの踏み上げ(ショートスクイーズ)やオプション取引の偏り(ガンマスクイーズ)は、相場を通常とは異なるメカニズムで動かします。こうした現象が起きている時は値動きが急激かつ不安定になるため、平時の常識が通用しません。仕組みを理解せずに飛び込むのは大きなリスクを伴うことを肝に銘じましょう。
  • 「共通幻想」が価値を生む: ビットコインのように「みんなが価値があると信じる」ことで成り立つ資産もあります。新興分野では**将来への信念や物語(ストーリー)**が価格を牽引することがあり、その勢いに乗る戦略も否定はできません。ただし、幻想と現実を取り違えないことが大切です。最終的にはその資産が持つ実用性や収益性に収斂していくため、熱狂の裏付けとなる現実的な価値を常に検証する姿勢が必要です。
  • バブルとブームの見極め: 技術革新や新テーマによるブームは大きな投資機会ですが、ブームがバブルに転化するかどうかの見極めは極めて重要です。価格が急騰している局面では、「これはバブルではないか?」と自問する慎重さを持ちましょう。バブルだと判断したら欲望を抑え、ポジションを減らす勇気も求められます。逆に、長期的価値があると確信できるなら、一時的な調整で慌てず腰を据えて保有するといった戦略も必要です。

最後に強調したいのは、投資における基本原則から大きく外れるような急騰には必ず理由があるということです。その理由が一過性の熱狂なのか、時代を変えるパラダイムシフトなのかを見極めることが、賢明な投資家に求められます。群衆と対峙するにせよ同調するにせよ、自らの判断軸と冷静さを失わずに市場と向き合うことが、これら特殊な値上がり相場から得られる最大の教訓と言えるでしょう。

参考文献・情報源: ゲームストップ株急騰に関する報道strainer.jpdiamond.jpdiamond.jp、ビットコインの歴史的価格推移と専門家解説coincheck.comneweconomy.jpjp.cointelegraph.comneweconomy.jp、AMC株に関するロイター記事jp.reuters.comjp.reuters.com、イーサリアム価格上昇要因に関する解説記事coincheck.comcoindeskjapan.comなど。各種データは記事執筆時点(2025年7月)までの公開情報に基づきます。

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