“100倍株” を構造化するフレームワーク

私が小学生の頃でしょうか家に置いてあった科学系雑誌NEWTONにこの銀河系に人類がいる確率?のような計算式が掲載されているのを見てわくわくしたことを今でも記憶しています。その計算式の内容は分からなかったし、今となっては詳細は覚えていませんが、100株ハンターという銀河系から人類を探すような確立を目指すなら、そのロジックはいつか作ってみたいものだと思います。

まだ粒度は非常に荒いですが、


① 骨格となるシンプルな数式

  • TAM=Total Addressable Market(市場規模)
  • PER は EV/Sales や PSR に置き換えてもOK
  • 上式が 100 以上 になれば “理論上 100倍株”

② 実務では各項目に 補正項目 を掛けて精度アップ

補正係数定義目安 (0.5–2.0)
MoatScore技術・ブランド・ネットワーク効果1.5=強力 / 0.7=脆弱コカ・コーラ=1.8、汎用AIスタートアップ=0.9
Competition競争激化度。数値が大きいほど 割引0.7=競争激しい / 1.2=寡占基盤モデル市場=0.6、冷蔵庫黎明期=0.8
MonetizeRateマネタイズ可能顧客率1.3=高単価B2B / 0.8=広告依存B2CNvidiaクラウドGPU=1.4
Optionality既存資産から横展開できる度合い1.4=SaaS横展開 / 0.9=単一プロダクトAWS→AI推論=1.5

最終倍率=期待株価倍率×MoatScore×Competition×MonetizeRate×Optionality

AI 市場の例

  • “汎用AIチャットボット” は Competition=0.6・MoatScore=0.9 → 割引大
  • “AI推論用GPUクラウド” は Competition=0.9・MoatScore=1.6・MonetizeRate=1.4 → 割引小+上振れ

③ シート実装イメージ(列名)

ABCDEF
銘柄現在TAM将来TAM現在シェア将来シェア利益率今→将来PER今→将来
補正:Moat補正:Comp補正:Monetize補正:Opt最終倍率コメント

「最終倍率」セルに上記式を入れれば自動計算。


④ チェックリストでブレを抑える

  1. 将来TAM は第三者調査(IDC 等) or 自前のシナリオを明記
  2. 将来シェア は“ベース / ブル / ベア”の3ケースを用意
  3. 利益率営業利益率 を推奨(粗利→販管費改善も反映)
  4. PER は同業平均 or 売却事例で上限を決める(過剰楽観を防止)
  5. 補正係数は 1.0 をニュートラル にし、主観ではなく 相対比較 で付与

⑤ 活用例:コカ・コーラ vs 汎用AIスタートアップ

項目コカ・コーラ (冷蔵庫普及期)汎用AIチャットスタートアップ
市場拡大係数5(清涼飲料カテゴリ5倍へ)20(生成AI市場20倍へ)
シェア拡大係数2.5 → 世界ブランド確立0.2 → レッドオーシャン
収益性向上1.3 → 規模の利益1.0
評価倍率2.0 → ブランド価値プレミア1.2
期待株価倍率5×2.5×1.3×2.0 = 32.520×0.2×1×1.2 = 4.8
補正係数合計1.8×0.9×1.3×1.2 ≒ 2.520.9×0.6×1.0×1.0 ≒ 0.54
最終倍率32.5×2.52 ≒ 824.8×0.54 ≒ 2.6

→ インフラ的立ち位置+ブランド+マネタイズ力が「100倍近辺」へ押し上げる、という定量ストーリーが作れる。

まだ不十分ながら、この辺りを追求して研究して行ってみます。

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