金利のある世界で「銀行株の次」に面白い銘柄

目次

金融DX・資産運用・省人化・データセンター周辺・低PBR株を具体例で見る

前回までの記事では、金利が戻ると株式市場に「お金の重力」が戻る、という話をしてきました。

金利のある世界では、まず銀行・保険が注目されます。
これは分かりやすいです。

金利が上がると、銀行は利ざやが改善しやすい。
保険会社は運用利回りの改善が期待できる。
そのため、金利上昇局面では銀行株や保険株が最初に買われやすくなります。

ただ、Kabu100的に本当に面白いのは、その次です。

金利が戻ることで、世の中のお金の流れが変わる。
家計は預金だけでなく投資を考える。
企業は資本効率を意識する。
人手不足の企業は省人化投資を進める。
AI投資は、電力・冷却・通信・検査・自動化などの周辺需要を生む。

つまり、金利のある世界で探したいのは、銀行株そのものだけではありません。

金利復活によって生まれる二次的な需要を取れる会社です。

今回は、具体的な銘柄を挙げながら、どこが面白いのかを見ていきます。


まず結論:今回の注目候補

今回、金利のある世界で面白いと感じる銘柄を、ざっくり分類するとこうなります。

テーマ注目候補
金融DXFinatext HD、インフキュリオン、カウリス
資産運用・証券インフラSBIグローバルアセットマネジメント、日本取引所グループ
資本効率改善支援PRONEXUS、TAKARA & COMPANY、M&Aキャピタルパートナーズ
省人化・自動化ダイフク、ローツェ、ファナック
データセンター周辺IIJ、フジクラ
検査装置アドバンテスト、日本電計、堀場製作所
高ROIC・ニッチトップOBIC、キーエンス、HORIBA
ネットキャッシュ・低PBRユニソルHD、TAKARA & COMPANY、コーセルなど

この中で、記事として特に推し出しやすいのは、

Finatext HD
インフキュリオン
SBIグローバルアセットマネジメント
PRONEXUS
ダイフク
IIJ
アドバンテスト
OBIC
ユニソルHD

あたりです。


1. 金融DX:銀行そのものではなく「銀行の裏側」を取る

金利のある世界では、金融機関の収益環境が変わります。

銀行、証券、保険、資産運用会社は、これまで以上に顧客接点を強化したり、商品を増やしたり、業務を効率化したりする必要があります。

そこで面白いのが、金融機関の裏側を支える金融DX銘柄です。


Finatext HD(4419)

証券・保険の“金融インフラSaaS”として面白い

Finatext HDは、証券・保険ビジネス向けのクラウド基幹システムを提供する会社です。

金利のある世界では、家計の資産運用ニーズが高まりやすくなります。
銀行や証券会社が新しい投資サービスを作る。
保険会社がデジタル商品を増やす。
金融機関がスマホで完結する金融サービスを広げる。

この流れの裏側で、金融インフラを提供できる会社は面白いです。

Finatextの2025年度決算では、売上収益が110.52億円、前年比43%増、EBITDAが22.70億円、EBITDAマージン21%、親会社株主帰属純利益が15.13億円でした。さらに2026年度は売上収益155億円、前年比40%増を計画しています。

ここで見たいのは、売上成長だけではありません。

重要なのは、金融インフラのパートナー数が増えるほど、将来の継続収益が積み上がる構造になるかです。

Finatextは、単なるアプリ会社ではなく、金融機関の裏側に入り込む会社です。
金利のある世界で「預金から投資へ」「保険のデジタル化へ」という流れが進むなら、かなり面白い候補になります。

注意点は、成長期待が株価に織り込まれやすいことです。
高成長が鈍化した時のバリュエーション調整には注意が必要です。


インフキュリオン(438A)

決済・BtoB金融DXの小型成長候補

インフキュリオンも金融DXでは面白い銘柄です。

同社は決済プラットフォームやBtoB決済、組込型金融に関わる会社です。
金利のある世界では、企業にとっても資金管理や決済効率化の重要性が高まります。

2026年3月期の通期決算では、売上高が前期比32.5%増、売上総利益が43%増、EBITDAが5.6億円と前期比で約3倍になりました。BtoB GTVの伸びも成長ドライバーとして説明されています。

インフキュリオンの魅力は、まだ小型成長株としての余地がありつつ、金融DXという大きなテーマに乗っている点です。

金利ある世界では、単に借入金利が上がるだけではありません。
企業は資金繰り、決済、請求、入金、与信管理をより効率化する必要があります。

その流れで、BtoB決済や金融プラットフォームを提供する会社は注目できます。

ただし、上場からまだ日が浅い銘柄は、四半期ごとの数字で株価が大きく動きます。
見るべきは、売上成長率、粗利率、EBITDA、営業キャッシュフロー、主要顧客の拡大です。


カウリス(153A)

金融犯罪対策・KYCのニッチDX

カウリスは、金融DXの中でも少し違う角度の銘柄です。

不正アクセス検知サービス「Fraud Alert」や、電力契約情報を使った本人確認サービス「Grid Data KYC」を提供しています。金融機関向けのAML、フィッシング対策、継続的顧客管理に関わる会社です。

金利のある世界で資産運用やオンライン金融が広がると、同時に不正口座、フィッシング、マネロン対策の重要性も高まります。

カウリスは、そこを狙うニッチな金融インフラ銘柄です。

2026年12月期第1四半期では、「Grid Data KYC」で飯田信用金庫の実証実験開始、「Fraud Alert」ではauフィナンシャルサービスへの導入が発表されています。

まだ規模は小さいですが、金融機関向けの不正対策は一度入り込むと継続性が出やすい領域です。

小型株らしい値動きの荒さはありますが、金融DXの中ではかなりKabu100向きの候補です。


2. 資産運用・証券インフラ:預金から投資への流れを取る

金利のある世界では、家計のお金の置き場所も変わります。

預金金利が上がることで預金に戻るお金もあります。
一方で、インフレや老後資金への意識から、投資信託、ETF、株式、債券などへ向かうお金も増えます。

この流れで面白いのが、資産運用・証券インフラです。


SBIグローバルアセットマネジメント(4765)

「貯蓄から投資へ」を真正面から取る銘柄

SBIグローバルアセットマネジメントは、かなり分かりやすい資産運用関連銘柄です。

2026年3月期の決算説明資料では、売上高が278.60億円、営業利益が51.55億円、経常利益が55.90億円、当期利益が30.73億円となっています。売上高は前期比2.41倍、営業利益は2.27倍です。資料では、売上高は14期連続増収、経常利益は17期連続増益、過去最高益更新とも説明されています。

金利のある世界では、単に預金金利が戻るだけでなく、家計が「資産配分」を考えるようになります。

その時に伸びやすいのが、投信、ETF、資産運用サービス、金融情報です。

SBIグローバルアセットマネジメントは、資産運用残高の拡大が利益に直結しやすい会社です。
銀行株のような直接的な金利メリットではありませんが、金利復活によって家計の金融行動が変わるなら、二次的な受益者になり得ます。

注意点は、相場環境の影響を受けることです。
株式市場が大きく下がると、運用残高や手数料収入に影響が出ます。


日本取引所グループ(8697)

証券市場そのものを支えるインフラ

日本取引所グループは、大きく値上がりを狙う小型株ではありません。
ただし、資産運用・証券インフラという意味では外せない銘柄です。

金利のある世界では、債券、株式、デリバティブ、ETFなど、金融商品の取引ニーズが広がります。
その土台になるのが取引所です。

JPXの2025年度資料では、営業収益の内訳に「System Services Revenue」が追加され、arrownet利用料やコロケーション利用料なども示されています。

証券市場のインフラを押さえる会社なので、急成長株というより、資本市場の拡大を取る大型安定株として見たい銘柄です。


3. 企業の資本効率改善を支援するサービス

金利のある世界では、企業は「お金をどう使うか」を問われます。

現金を寝かせていないか。
低収益事業を抱えていないか。
株主に説明できる資本政策を持っているか。
ROEやROICを意識した経営ができているか。

ここで面白いのが、企業の開示、IR、株主総会、M&A、資本政策を支援する会社です。


PRONEXUS(7893)

開示・IRの資本市場インフラ

PRONEXUSは、ディスクロージャー・IR実務の支援会社です。

同社サイトでは、資本市場のインフラとして、企業の開示・IR実務を支援するプロフェッショナルサービスを提供すると説明されています。

金利のある世界では、企業は投資家との対話を強める必要があります。

PBR1倍割れをどう改善するのか。
資本コストをどう考えているのか。
株主還元と成長投資をどう配分するのか。
人的資本やサステナビリティ情報をどう開示するのか。

このような流れは、PRONEXUSにとって追い風になりやすいです。

2026年3月期は売上収益328.21億円、営業利益29.06億円、親会社所有者帰属当期利益21.08億円となっています。2025年3月期はのれん減損の影響で大きく減益でしたが、2026年3月期は利益が大きく回復しています。

派手な成長株ではありませんが、金利のある世界と東証改革が続くなら、地味に面白い銘柄です。


TAKARA & COMPANY(7921)

開示・翻訳・IR支援+ネットキャッシュ

TAKARA & COMPANYも、企業開示やIR支援に関わる銘柄です。

2026年5月期第3四半期は、売上高223.3億円、営業利益25.32億円で増収増益となりました。ディスクロージャー関連事業と通訳・翻訳事業が成長し、自己資本比率も**81.4%**に上昇しています。

さらに面白いのは、財務です。

FISCOのデータでは、2025年5月期の現預金は190.41億円、有利子負債は1.07億円、ネットキャッシュは189.34億円、自己資本比率は**75.7%**でした。

つまり、開示・IR支援というテーマ性に加えて、財務の強さもあります。

金利のある世界では、ネットキャッシュ企業はそれだけで安心感があります。
さらに、企業の開示強化や英文開示、統合報告書、株主総会関連のニーズが増えるなら、事業面でも追い風です。


M&Aキャピタルパートナーズ(6080)

企業再編・資本効率改善の攻め枠

企業が資本効率を意識するようになると、低収益事業の売却、事業承継、M&A、再編の需要が増えます。

その文脈で見るなら、M&A仲介会社も候補になります。

M&Aキャピタルパートナーズの2026年9月期第2四半期は、売上高134.47億円、営業利益52億円、前年同期比で売上高17.3%増、営業利益20.1%増でした。大型案件の成約や成約件数の増加が業績を牽引しています。

金利のある世界では、M&Aがすべて追い風になるわけではありません。
借入コストが上がるため、買収価格の目線は厳しくなります。

ただし、日本企業の資本効率改善、事業承継、中小企業の後継者問題は構造的なテーマです。

M&A関連株は過去に期待先行で大きく売られた銘柄も多いため、業績が回復している会社に絞ると面白いです。


4. 省人化・自動化:人手不足と金利上昇が同時に効く

金利が上がる世界では、人件費も上がりやすくなります。

企業は賃上げを求められ、採用も難しくなります。
その結果、省人化・自動化投資が進みます。

このテーマは、金利ある世界と非常に相性が良いです。


ダイフク(6383)

物流・半導体・空港の自動化を取る王道銘柄

ダイフクは、自動搬送システムの代表銘柄です。

2026年12月期第1四半期では、受注高が2,213億88百万円、前年同期比54.7%増、売上高が1,727億10百万円、同7.8%増、営業利益が262億91百万円、同13.2%増となりました。受注高は全四半期を通じて過去最高、売上高・利益も第1四半期として過去最高です。

注目したいのは、受注の中身です。

半導体生産ライン向け。
空港向けシステム。
クリーンルーム。
物流自動化。

どれも、人手不足、AI、半導体、インバウンド、サプライチェーン投資とつながっています。

ダイフクは大型株ですが、金利ある世界の「省人化・自動化」テーマでは非常に分かりやすい銘柄です。


ローツェ(6323)

半導体製造工程の自動化装置

ローツェは、半導体・FPD関連装置、自動化装置の開発・製造・販売を行う会社です。半導体関連装置が主力で、低発塵・高スループット・高信頼性のシステムで半導体製造ラインを支えると説明されています。

AI投資が進むと、半導体そのものだけでなく、半導体工場の自動化・搬送・検査も重要になります。

ローツェは、半導体サイクルの影響を受けやすい銘柄です。
そのため、買うタイミングは難しいです。

ただ、AI向け半導体投資が続くなら、半導体工場の自動化という切り口で面白い候補です。


5. データセンター周辺:電力・冷却の外側を見る

AIデータセンター関連では、電力・冷却が非常に大きなテーマです。

ただ、電力・冷却については過去記事で詳しく取り上げているため、この記事では内部リンクで誘導する形が良いと思います。

関連記事:AIデータセンターで伸びる電力・冷却関連株
※ここに過去記事リンクを入れる

今回は、電力・冷却以外の周辺銘柄を見ます。


IIJ(3774)

ネットワーク・クラウド・データセンターの実需銘柄

データセンター関連というと、電力設備や冷却装置に目が向きます。
しかし、実際にはネットワーク、クラウド、セキュリティ、運用も重要です。

IIJは、法人向けネットワーク、クラウド、SI、セキュリティなどを提供する銘柄です。

2026年3月期は、売上収益が3,453.95億円、前年比9.0%増、営業利益が348.35億円、同15.7%増でした。月額ストック売上も12.0%増と積み上がっています。

IIJの面白さは、派手さよりも継続性です。

AIデータセンター関連で一発大きく跳ねる銘柄ではありません。
しかし、企業のネットワーク、クラウド、セキュリティ、運用需要は構造的に増えます。

金利のある世界では、赤字グロースよりも、こうした利益とストック収益が見える会社が評価されやすくなります。


フジクラ(5803)

AIデータセンター向け光ファイバーの本命。ただし過熱感に注意

フジクラは、AIデータセンター関連としてかなり強い銘柄です。

AIデータセンターでは、GPU、電力、冷却だけでなく、サーバー間・データセンター内外をつなぐ光通信も重要になります。

フジクラは、SWR/WTCなどの光配線ソリューションでデータセンター需要を取り込んでいます。2026年5月の中期計画資料でも、生成AIの急速な普及がデータセンター投資を押し上げ、SWR/WTCなどの光配線ソリューションが強く成長したと説明されています。

ただし、注意点もあります。

Reutersは2025年に、フジクラ株がAIデータセンター需要を背景に年初来で160%超上昇したと報じています。

つまり、事業テーマは非常に良い。
しかし、株価にはかなり期待が入っています。

記事では、フジクラを「本命だが押し目待ち」と表現するのが良いと思います。


6. 検査装置:AI半導体の複雑化を取る

AI向け半導体は、どんどん複雑になります。

複雑な半導体が増えると、テスト・検査・計測の重要性も高まります。

ここで面白いのが、検査装置・計測装置関連です。


アドバンテスト(6857)

AI半導体テスターの本命

アドバンテストは、AI半導体関連の中でもかなり分かりやすい銘柄です。

2026年3月期の資料では、SoCテストシステムの売上が大幅に増加した理由として、高性能SoC半導体の複雑化・高性能化に伴うテスター需要の増加が説明されています。

さらに、2026年3月期は売上高、営業利益、純利益が過去最高になったと説明されています。

AI半導体が伸びるほど、テスター需要も伸びる。
このシンプルさがアドバンテストの魅力です。

ただし、株価は半導体サイクルと市場期待に強く左右されます。
高値圏で買うと、決算が良くても売られることがあります。

記事では、
「AI半導体の検査装置本命。ただし高期待株なので決算ハードルに注意」
という扱いが良いです。


日本電計(9908)

電子計測機器の専門商社。低PBR・高配当の検査周辺株

日本電計は、電子計測機器の専門商社です。

AI半導体の本命というより、検査・計測の周辺需要を取る銘柄として見たい会社です。

2026年3月期は、売上高1,331.48億円、前年比9.8%増、営業利益49.72億円、同4.9%増でした。自己資本比率は**41.6%**に改善しています。

また、みんかぶのデータでは、PBRは0.89倍、PERは7.66倍、配当利回りは**4.40%**とされています。

日本電計は、ネットキャッシュ企業ではありません。
ただ、検査・計測というテーマ性があり、低PBR・高配当で、数字も堅い。

派手さはありませんが、金利のある世界で「数字で買える銘柄」として面白いです。


堀場製作所(6856)

“はかる”技術で半導体・環境・医療を押さえる

堀場製作所は、計測・分析機器のニッチトップです。

2025年12月期は売上高、営業利益、経常利益が過去最高となり、売上高は3,330億81百万円、営業利益は530億40百万円でした。先端材料・半導体、エネルギー・環境などが業績を押し上げています。

また、2026年12月期については、売上高3,450億円、営業利益560億円を見込んでおり、先端材料・半導体で半導体製造装置メーカー向け販売の増加を見込んでいます。

堀場製作所は、AI半導体だけでなく、環境、医療、エネルギーにも広がりがあります。

金利ある世界では、単一テーマに依存しすぎない高収益ニッチ企業として見たい銘柄です。


7. 高ROICのニッチトップ:金利が戻るほど評価されやすい

金利のある世界では、最終的に問われるのはこれです。

資本コストを上回って稼げるか。

この視点で見ると、高ROIC・高利益率のニッチトップ企業は強いです。


OBIC(4684)

営業利益率60%超の“日本型高ROIC企業”

OBICは、企業向け基幹システムを提供する会社です。

2026年3月期の連結業績は、売上高1,352.09億円、営業利益888.23億円、純利益751.91億円でした。2027年3月期予想では、売上高1,487億円、営業利益980億円を見込んでいます。

営業利益率を計算すると、2026年3月期は約**65.7%**です。

これはかなり強烈です。

OBICのような会社は、金利のある世界で見直されやすいです。
なぜなら、借金に頼らず、高い利益率で、継続的に利益を積み上げられるからです。

ただし、OBICも良い会社であることは市場に知られています。
そのため、バリュエーションは常に注意が必要です。

記事では、
「金利ある世界で評価される高ROIC企業の代表例。ただし安く買うタイミングが重要」
という位置づけが良いです。


8. ネットキャッシュ・低PBR:重力のある世界で見直される余地

最後に、ネットキャッシュ・低PBR銘柄です。

金利のある世界では、現金を持っている会社への見方が変わります。

ゼロ金利時代は、現金を持っていても評価されにくい。
しかし、金利が戻ると、現金そのものに価値が出ます。

さらに東証改革によって、PBR1倍割れ企業は資本効率改善を求められています。


ユニソルホールディングス(7128)

機械工具・建設資材の地味なキャッシュリッチ株

ユニソルホールディングスは、旧フルサト・マルカHDです。
機械・工具、建設資材、建設機械、IoTソリューションを展開しています。

FISCOのデータでは、2025年12月期の現預金は277.92億円、有利子負債は28.44億円、ネットキャッシュは249.48億円、自己資本比率は**62.1%**です。

これは、金利ある世界でかなり見やすい財務です。

同社は派手なAI銘柄ではありません。
しかし、機械工具、FA関連、工作機械、建設資材など、製造業・建設業の現場に関わっています。

面白いのは、
キャッシュリッチ
低PBR寄り
還元余地
省人化・設備投資関連の周辺
という複数の切り口があることです。

株価が急騰するタイプではありませんが、金利ある世界で「下値が固く、見直し余地がある銘柄」として記事に入れやすいです。


コーセル(6905)

電源銘柄だが、ここでは過去記事への導線に使う

コーセルは、スイッチング電源・ノイズフィルターの専業メーカーです。

電力・冷却・電源関連としては面白いですが、このテーマは過去記事で詳しく扱っているなら、今回の記事では深掘りしすぎない方が良いです。

ただ、ネットキャッシュ・還元期待の切り口では名前を出せます。
Yahoo!ファイナンスでは、2026年6月3日時点でPBRは1.10倍、配当利回りは**3.77%**とされています。

ただし、直近のROEは弱く、業績の回復が必要です。

記事では、
「電力・冷却・電源関連は過去記事へ。コーセルは還元期待もあるが、業績回復を確認したい」
くらいが良いと思います。


最後に:この中で本当に記事で推したい銘柄

かなり多くの銘柄を挙げましたが、記事としては全部を同じ温度感で紹介しない方が良いです。

読者に印象を残すなら、次のように分類すると分かりやすいです。


本命候補:テーマと数字の両方がある銘柄

Finatext HD(4419)
金融インフラSaaSとして、預金から投資、保険DX、証券DXの流れを取れる。

インフキュリオン(438A)
BtoB決済・組込型金融の小型成長候補。売上・粗利・EBITDAの伸びが良い。

SBIグローバルアセットマネジメント(4765)
資産運用残高拡大の恩恵を受けやすく、業績の伸びが強い。

ダイフク(6383)
省人化・半導体・空港・物流自動化の王道。受注高の伸びが非常に強い。

IIJ(3774)
データセンター、ネットワーク、クラウド、セキュリティの実需を取れる。

OBIC(4684)
高ROIC・高利益率企業の代表。金利ある世界で評価される質の高い会社。


高期待・高ボラティリティ候補

フジクラ(5803)
AIデータセンター向け光ファイバーの本命。ただし株価にはかなり期待が入っている。

アドバンテスト(6857)
AI半導体テスターの本命。業績は強いが、決算ハードルも高い。

ローツェ(6323)
半導体製造工程の自動化装置。サイクルの影響を受けやすいが、テーマ性は強い。


地味だが見直し余地のある候補

PRONEXUS(7893)
開示・IR・資本市場インフラ。東証改革と資本効率改善の裏側を支える。

TAKARA & COMPANY(7921)
開示・翻訳・IR支援に加えてネットキャッシュが厚い。

ユニソルHD(7128)
キャッシュリッチ、低PBR寄り、機械工具・建設資材・FA周辺の地味な見直し候補。

日本電計(9908)
電子計測機器の専門商社。低PBR・高配当で、検査・計測周辺の候補。


まとめ:銀行株の次は「金利復活で行動が変わる場所」を見る

金利のある世界では、銀行株や保険株がまず注目されます。

しかし、その次に面白いのは、金利復活によって変わる行動の先にある会社です。

家計が投資を考える。
金融機関がDXを進める。
企業が資本効率を意識する。
人手不足で省人化投資が進む。
AIデータセンターが通信・検査・自動化需要を生む。
現金を持つ低PBR企業が見直される。

この流れで見ると、銀行株の次に面白いのは、単なるテーマ株ではありません。

金利のある世界で、利益・キャッシュ・資本効率の改善が見える会社です。

Finatext、インフキュリオン、SBIグローバルAM、PRONEXUS、ダイフク、IIJ、アドバンテスト、OBIC、ユニソルHD。

これらは業種も規模も違います。

しかし共通しているのは、金利復活によって変わる世の中の流れを、どこかで受け止めていることです。

金利のある世界では、テーマだけでは足りません。

大事なのは、
そのテーマが数字に変わっているか
利益とキャッシュが出ているか
資本コストを上回って価値を増やせるか
です。

銀行株の次を探すなら、この視点で銘柄を見ていきたいです。


※本記事は特定銘柄の売買を推奨するものではありません。掲載した銘柄・数値は、金利のある世界における投資視点を説明するための例です。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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